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自由に雨をあやつれる、魔法の傘があったなら!
まほうのかさ
小沢正・文 はたこうしろう・絵
運動がとても苦手ないちろう。いつも大嫌いな『体育』の時間は雨にならないかなあ……と空を見上げて念じていました。けれど、願った通りにお天気を自由に変えることなどできません。すると、ある晩、不思議なマントを着た風変わりな女の子と赤い傘の夢を見て……。
実は僕の絵本は、いつも男の子の主人公が多くて、
今回のように女の子が活躍する本は意外と少ないのですが、
この『まほうのかさ』のお話をいただいた時、
かわいい魔女の女の子を描かねばいけないなあ、
と思いました。
ちょっと苦労もしましたが、生き生きと
表情豊かな女の子をたくさん描けて楽しい時間でした。
僕もどしゃ降りの校庭でずぶ濡れになって
走り回ってみたいです。
また、雨の日近所の小学校まで、
雨の小学校の様子を取材に行きました。
取材のおかげで、学校のシーンはとても臨場感あふれる
絵が描けたと思います。ぜひお楽しみください。